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仕事場の条件

Jpg_6 むかし、この町の南の外れにあったガストに時折通った。

ペンと紙と数冊の本を持って、こもった。

至福の時だ。

そこには、大きなテレビがあって
そこからステキな音楽と映像が
流れ続けていた。

無料でだ。

音楽と映像が無料というのは
当たり前のことではない。

東京に6年住んだ。

池袋の画材屋のすぐ傍に
ミュージックボックスなるものがある
ファーストフードのコーヒー店があった。

100円入れて番号を指定すると
映像と歌が流れてきた。
誰も客が曲を入れないときは
そつないBGが流れている。

私は、死んだ父ちゃんの顔に似ている
ルイ・アームストロングの歌う
what a wonderful world!
を何度もかけた。
目つきと唇の厚さが父ちゃんそっくりだ。
父ちゃんは、その厚い唇で

「なんてこの世界は、素晴らしい!」と
歌って聞かせた。

私はガストで映像が良く見え
しかも店員が気にならない
店員から死角の
長居しても目立たない

場所占拠して
自分の部屋のように
仮想書斎化した。

    アメリカ西海岸
    真っ青なカリブの海と空

    地中海の海辺の街々

    ニューヨーク。
    憧れのビックアップル。

    そこで、今も実際、現実に
    普通に生活し生きている人たち。

    この星の喜びと悲しみ、切ないことの
    ほとんどを知り尽くしたような
    深い眼差しのベンチに座る老人。

    世界の街々とそこに生きる人々
    動物たちや恋人たちの映像が流れていた。

何時間、そこに居ても、飽きなかった。

こんなステキな映像と音楽が自分の部屋に
あったらどんなにいいだろうと
なんども思ったものだ。

今、yahooのミュージック動画を、
ノートPCで流しながら
デスクトップで仕事をする。

文章を打ち、画像を加工する。

あの時の夢が実現してる。
夢は実現する。
夢だけが実現する
夢を持たなければ
実現というコトバも存在しない。

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