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世界一の結果を出すイチローのすごさ!世界一の古だぬき!

イチローは、今回のWBCでは、
はっきり言って散々だった。

ランナーを貯めて、いざ、という時
全てチャンスを潰しまくって来た印象
さえもあった。

そんなイチローを、数日前の野村監督は
「イチローは運気も最悪、使うべきじゃない。」
といい、さらには、かなり人格的、
存在の核心に触れる部分で、容赦のない
言い方で「マリナーズでも誰も相手にしない、
誰も話しかけてこないそうじゃないか。
組織プレー、組織競技で最悪」というような事も
言っていた。

野村監督は、数日前には、韓国戦で1:0で惜敗した
試合でJpg の城島采配をコテンパンに言った。

城島は、記者やマスメディアに
「あのおじさんは、一度も負けたことがないんだね。」
とか、次の試合で勝った時には、
野村監督の著作物であるが
「野村ノートのおかげです。持ってませんけど。」とまで
おちょくり返した。

城島は、向こうっ気が強くて喧嘩早い。
若いな、人間としては未熟もんだ。
アスリートとしては、その部分も
エネルギーになってるだろう。

野村さんは、城島の発言にあきれてもいるような
発言をしているが、野村さんは、大物だ。
そういう城島も、心の中では、
「あいつも向こうっ気強くて、若いな」
くらいしか思ってない。喧嘩にはならない。

城島は城島で魅力的な人間だ。

王監督が福岡ホークス時代勝てない最悪な時
ファンに「やめちまえ!」と生卵投げられるのを
目の前で見て、いろんないい条件の
他球団のオファーも一蹴り続け
王監督を胴上げするまでと、チームを引っ張り
見事Aクラス、そして優勝へと導いた男気の
ある人間だ。金や条件、楽や楽でないなんて
ことを越えた義理人情の熱いやつなのだ。

野村さんももちろん、そういう城島の
事も知っているにちがいない。

今回のやり取り、ちょっと、城島、大人げなかった。

すごいのは、イチローだ。

城島は、リードが単純だとか、
あくまで野球のスキル的な
内容だったことに比べたら、
イチローは人間性の核にまで触れる所まで
めった切りされたが、何も言い訳しない。

イチローは、言い訳どころか、
野村さんがマスコミを使って
自分に発信しているコトバの意味を考え、
いや、感じている。

野村監督の発言の後、気のせいだろうか。

いや違う、明らかに、画面でイチローの笑顔や、
ハイタッチが頻繁にクローズアップされ始めた。
勤めていい雰囲気を作ろうとしているイチローを
メディアもしっかり捕らえていた。

今のイチローに、
「おまえは200安打を7年も連続で越え、
 アメリカ大リーグの中でも最高の打者なんだ。
 不調な時もある、しかたがない、
 でも、今からの活躍に期待する、頑張れ!」

なんて言って励ましたって、
誰よりもこの不信、スランプに苦しむ
イチローの心を変えることも救うこともできない。

この重症のしんどさを、そんな励ましや言葉が
救えない、この状況を脱することが出来ないことを
野村さんは誰よりも知っているのじゃないだろうか。

もし、このまま、イチローの不振が原因で
世界一連覇を逃したり、韓国に負けたりしたら
一生イチローが苦しむ。

もしかしたら
あらゆる個人タイトルを総なめした
イチローではあるが
自分の不振でWBC連覇を逃したら
きっと野球への情熱と、
最悪、人生への情熱も
失う心配を野村さんは
してたんだと思う。

あの発言を、ただ、意地悪だけで
言っていたとは、私には、どう考えても
考えられない。駆け引きのプロ中のプロと言っていい
ミスター野村だ。

あんな発言をしても、
大記録を持つ世界的スーパースターに嫌われるだけだ。
野村さんには、なんの得もない。

選手の精神管理も、意識変革も今は原監督の仕事だ。
自分のでしゃばる余地はない。
野村さんの唯一の手段が、マスコミを通してのイチローへの
檄をなのだ。野村さんは、自分のコメントがおもしろいように
すぐアメリカの侍たちのもとに伝わるのを城島との
マスコミを介してのやり取りで実感したのだろう。

このイチローの重症ぶりは普通じゃない。

野村は最大の愛と智慧とを発揮し、
最大級の賭けをし
イチローとWBC日本代表の若き監督、原と
侍たちに援護射撃をしたのだ。

城島実験で、自分の発言が
イチローに届くことを確信した
日本現役最高、日本史上最高監督の
一人と言ってよい
監督の野村克也は
不振に苦しむ天才イチローの苦しさと
その孤独を、素人の我々どころではなく
リアルに人事ではなく
我がことのように感じていたと思う。

どうせ自分は嫌われ、毒キャラ。

「何を気負ってる。何に縛られている。
 どんな雲が心にかかっている。
 どんなマジックにかかっている。
 裸になれ、今のおまえは打てない。
 へたくそだ。 

 裸になれ。

 スタメンはずされて当たり前。
 そして打てる打てないに関係なく
 チームリーダーとして
 おまえは勝つためのチームの雰囲気作りも
 しなくちゃならないだろう!
 つらい、もしかしたら、
 今までの選手生活で一番つらいかもしれない。
 でも、頑張れ、おまえは世界の多くの
 無数の人たちに力を与えてきた星だし
 こんな終わり方で終わってはいけない、
 日本の、世界の宝なんだ、頑張れ。」

 その思いを込めて、この内容を、
 野村流のコトバに還元すると

「運気最低、使うな、マリナーズで嫌われ者」

 となるのだ。

 イチローの性格と人格と特徴を分析して、
 最大の敬意を持って、こんなことを言える
 タヌキ親父こそ、
 日本の宝だということを私は、訴えたい。

イチローは野村さんの言葉を聞いて、吹っ切れたのではないか。
誰もいえない。「イチローを使うな!」
たとえイチローが不調でも、世界の誰が「イチローを使うな!」
と言えるだろう。あんな憎まれ口をきいてだ。

 そして、もしも、あの2点タイムリーで
 イチローが世界一を掴んだとしたら
 それは、野村克也が世界一を導いたといえる。

イチローには、誰もいえない、原も言えなければ、
まっしてナインの誰もいえない。
イチローは、どんなことばも
自分に向けられたものはうれいしいほど、
ものすごい孤独の中で、
プレッシャーの中で生きてる人間だ。

イチローの孤独を思うと涙が出る。

イチローがランナーを二人置いて、
なんども潰してきたこの場面。
決勝戦の、ここで打つのは、物語が出来すぎだ。

しかし、イチローは出来すぎた物語起こした。

日本時間2009年3月24日
原と28名の侍ジャパンは
ロスに行けなかった数百名のプロ野球選手と
底知れぬ愛情を持つ老獪な古だぬき共に
世界一の野球を、世界に証明した。

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コメント

野村さんの件、考え過ぎでは?
思ってることをズケズケ言っただけだと思います。

投稿: まつり | 2013年9月22日 (日) 12時09分

まつりさん

あの頃、どんな情報や野村克也観が
あったかわからないのですが
野村さんの何かのインタビュー記事か
書物でも読んで感銘を受けていたのか
このように好意的に考える
野村さんへの何か深い信頼が
あったんでしょうね。

投稿: nakamura | 2013年9月22日 (日) 17時00分

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