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世界一、日本一に囲まれた少年時代

Jpg_3 ボクの世界はゆがんでいた。
母ちゃんのいなり寿司は、
世界一おいしい食べ物ものだったし
この城跡の岩手公園は日本一の庭園、公園で
入り口付近に動物舎があって
ここにいる唯一の動物、痩せた小さなクマは、
日本一のクマだった。

学研の科学・学習の来る日は
前の日から
心が躍り胸が高鳴り
なかなか寝付かれず
朝が待ち通しく

人生で一番楽しい日が
科学・学習の来る日だった。

兄のベッタとビー玉のうまさと
川魚のカジカのヤスさしの技術は
日本一と疑わなかった。

弟は動くオモチャで、
笑ったり、いじけたり
歌ったり踊ったり
世界一かわいい
生き物だった。

Photo_2 ボクの住むとても小さなエリアに
日本一と世界一が
うごめいていた。

貧乏でも、のけ者にしたり馬鹿にしたりせず
グローブも自転車も貸してくれる
二人乗りしてくれる
やさしい世界一の友達に囲まれていたし

PTA会長の三田地商店のおじさんは
世界一金持ちで、この町の子供たちが自由に
遊べる児童館を私財で作ってくれ

みんなそこで卓球をしたり
マンガ本を読んだり
特に雨の日はありがたく
いつも笑顔の世界一立派な人だった。

思えばボクは世界一や、
日本一のもので溢れた
とても豊かな少年時代を過ごし
本当に幸せものだった。

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