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千春の追悼公演、役者たちは手を振り、君は微笑む。

Photo_2 劇団赤い風プロデュース
大泉千春追悼公演
陰画絵本鼠小僧次郎吉

大泉千春追悼公演。
知人の葬儀があり10分程度の遅刻。
舞台はもう始まって、桟敷の一番前。

前の方でざわつかせて
役者さんにもお客さんにも
本当すみませんでした。

この舞台の劇評の依頼を受けていたので
最初のオープニングの演出から
しっかり見たかったのですが
致し方がありません。ご勘弁。

さて、舞台。

黒テントの佐藤信の
1970年の岸田戯曲賞作品。

25年前、劇団赤い風のアトリエで
大泉千春は鼠の1番を
演劇をやってきたわけでもなく
その圧倒的思索量と知識とで支えられた
存在のオリジナリティーで迫力の演技をした。

同時代性の高い難しい作品で
ありながら、音楽を多様し
光、音を含む演出を工夫し
深く詮索する人も
ただただめんどくさいこと言わず考えず
という人も楽しめる作品に仕上げられたのは
演出のチカラ、赤い風の役者たちの力量
そして今回の講演に関わった役者、スタッフは
もちろんのこと
盛岡演劇人たちの大泉千春への
なみなみならぬ感謝や情愛、敬愛
故のものと感じた。

舞台終盤のジェニーこと鼠の5番と
闇の少女ことジョージの掛け合いは
見事で圧巻であった。

最後、登場人物が全員、黒い忍者のいでたちで
佐藤信の本の詩にオリジナルメロディーをつけて
合唱した。手を振り歌う彼ら、

「チハルさん、あれから、私たちも頑張ってますよ。」

と千春に手を振り語りかけているようで
涙を禁じえなかった。

人は死ぬ。けれど、死んでもこの世に
チカラと愛を増幅させることもできる
それが「人」というもの「人の人生」というもの
千春は私の心に強烈に、
今日、その事を打ち込んでくれた。

そして、こういう風に、死んでもいろんな事を教えてくれる千春

ありがとう。

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