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親父の絵と、ピカソの絵

Jpg 私のアトリエに通うイラストレーターのヨダさんが
今、ある町村の市民講座でパステルを教えている。

昨日は、動物をモチーフにしたそうだ。
動物の顔が難しいと受講生のご婦人達は
言い、実際苦労されていたようだ。

斜めや横の写真を見ながらも、画用紙には正面
からの顔が描かれていることもあると言っていた。

中高生のデッサンでも
同じようなことがある。

結局、見ないで頭の中で描きやすいように描いているのだ。
デッサンでも、描きやすいように視点が無意識にずれて
多視点画法のメチャクチャデッサンになってしまうのだ。
絵のうまい子でも、初めての石膏デッサンは
笑えることも多い。もちろん、当人は真剣なのだが
指摘されるまで、気づかず、気づいて一緒に笑う。

「動物の顔が難しい。」

動物の顔と言えば、親父の絵を思い出す。
50代初めにくも膜下になり、その後、半病人で
隠居、療養生活し67才で他界した父だが
私は、脳出血と老人性痴呆の両方で
どんどんボケて行った父だったが
ボーッと一人でいる父とよくお話した。

ある時、うちで飼っていた
マルチーズのぺロちゃんを
絵に描いてもらった。

一生懸命描いてくれたが、顔が犬でなく
人間の顔だった。

イラストレーターの山口マオさんのネコも
顔は人間で、あの時は、ただ笑ってしまったが
今思えば、なかなかの先取り、絵心が
あったのかもしれない。

絵のあまり上手、少なくても器用とは言えない
セザンヌの多視点のグチャグチャのデッサンこそ
その後の大きな美術の潮流を生み
印象派、そしてフォービズム、キュービズム
そしてその流れの中にピカソという
時代の申し子を生み出したことを思えば

グチャギチャのデッサンも、
そして親父の犬人もバカにできない。

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