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「死んだ父ちゃんは守ってくれているか?」

72_2 ボッシュ君は、本当にありがとうさん。
では、死んだ父はどうか。

きっと、守ってくれていると思う。
私の特徴、及び私の人生の特徴は
「運がいい。」ということだ。
運がいいというのは、結局、人智を
超えた何か、大きな力が働いている
と言うことだ。

父も守ってくれている気がしている。

もし私が、パナソニック就職希望で
松下幸之助氏に面接を受けたら合格かな。
自分の事、「運いい」と言う、
思っていると言うことが採用の重要な
基準だったとか。

私が自分が運がいいと思うたくさんのことの
中からイラストの仕事での2つだけあげよう。

まず、イラストレーターになりたいと
思っていた私が、一番最初の仕事が
大手出版社の世界的ベストセラーの
表紙と中のイラストだったこと。
それも、イラストレーターで頑張るぞ
と深く決意したある日のある時の
約6時間後に、その依頼が来たこと。

慢性の浸出性中耳炎をこじらせ
右耳の大手術をした時、2週間挟んで
手術の予定をしていたなんと
同時期罹患していた左耳の進行性の
骨を溶かす炎症が、不思議にも
右耳手術の術後治療の最中に自然完治し
それだけでなく、医者も驚く自然治癒力で
30日予定の入院が20日となり
退院した翌日、自分が一番描きたい雑誌
から、描きたいテーマの特集16ページを
任せるという仕事の依頼がはいるという
グットタイミング、願い通り、いや以上の
仕事が入り、早まった退院時間の10日間は
まるでちょうどその仕事のための
時間確保になった。

そういう漫画のようなことが、たくさんある。

出来すぎだ。そんな時は、何か
大きな不思議、そして父を感じるのだ。

父は、53歳でクモ膜下出血で倒れ
十数年生きて68歳で亡くなった。

亡くなる数年間は下の方も緩くなって
ちょうど私も就職浪人中、バイト生活
時期と重なっていたこともあり、実家に
居候しており、度々、父の
大小の粗相と出くわすこともあった。

私は、とても、その処理が上手かった。
もしかしたら家族中で一番手際よく
上手だったかもしれない。

今でも、時々、夢でも見る。

1.まず、発見した瞬間、匂い対策で、
  鼻血が出た時のように鼻の両穴に
  テッシュを入れる。その後、タオルで
  鼻から口を覆いマスクにする。
  そして、「動かないでね。」とやさしく
  あわてず落ち着いて何でもない振りをし
  まず取り急ぎ、部屋の汚れを取り除く。
  開けられる窓やドアは開け、換気をし
  なるべく何事もなかったような部屋の
  再現、状況作りをする。

2.次に、やさしく「父ちゃん、父ちゃん
  お風呂、お風呂」と言ってお風呂に誘導。

3.風呂場に着いたら、ズボンを脱がし
  最初は程よい温かさの湯加減の
  シャワーでなるべく汚れを落とし
  なかなか、取れづらい所は、
  手も使って流してやる。
  この時、手際よく、ズボンや下着の汚れも
  なるべく流し落とし、洗濯する者の
  負担を軽くする。
  

4.「気持ちいいでしょう。」と声をかけてやる。
  無言とか、いやいやながらという
  雰囲気は感じさせないこと。
  
  もちろん愚痴ったり、意味のない
  「もうしないように」「気をつけてね」
  などの無意味な説教をしたり、怒ったり
  しかりつけてはいけない。
  それは、いじめっ子のやることだ。

5.きれいに拭いてあげたら
  「ああ、気持ちよかったねー!」と
  楽しそうに声をかけてあげて
  部屋に戻すなり、居間や、縁側に連れて行く。

  時間が許せば何度も聴いた同じ内容の昔話
  などを聞いてやり、いつでも初めて聞いた
  ように聞いてあげ、気の利いた
  あるいは、月並みな問いかけなども
  こちらからもしてあげる。

父の亡くなった時も、兄弟6人
東京の兄や大阪にいた弟なども
皆集まって、毎日、夜中まで
楽しくおしゃべりは尽きなかった。
明るい葬儀期間だった。

あんなこと、こんなこと
苦労話も、おかしいことも。
そして父のこと、父との思い出話。

私も苦しい悲しみはなかった。
自分なりにできるやさしさで父と
関わり後悔みたいな悲しみはなかった。
皆、それぞれに、それぞれの関わりで
親孝行だったので気持は重くなかったのだろう。

私は、老化すること、病気になること、
ボケることは恥ずかしいことではないと
思っている。
皆、同じ運命。幸運にも死の間際まで
しっかりしている人もいるでしょう。
でも、そう願ったようにばかり行かない人も
多いと思う。お互い様だ。

父のこのような話をすることは、
隠すべき恥ずかしいことだと
思ってません。

でも、あえて言うべきことでないという
人もいるかも知れない。
親孝行自慢も鼻につく、極まれりという、
その意見も正解。

でも、それ以上に、もし、高齢の
さらには、ボケもひどくて
「ご飯食べてない」とすぐ怒ったり
泣いたりする。
さらには、粗相するところまで
重なっている親を面倒見ている
人を応援したい。

これほど、具体的にあえて書いたのは
あなたが一番、介護でストレスになっていることに対して
発想の転換、開き直りや、割り切りや、覚悟で
ストレスが何分の一にも縮小、人によっては
消滅させることも出来るかもしれないということ、
また、考え方や精神面だけでなく
実際の介護の技術的側面で、工夫、システム化
することで、そのストレスの軽減や消滅を
実現できるかもしれない、その具体的な一例
として示したかったという思いがある。

負担にならない物心両面からのあなたならではの
愛あるビックリ、感動の工夫をしてみて下さい。

頑張って!介護のプロになって!
徹底的にやさしく接する、生きると覚悟して
頑張って。それが、あなたの未来に後悔の
悲しみの苦渋を消滅させ、対人間での
あなたの今の現実的、全ての人間関係の
クオリティーを高め進化させ、辿り着くところ
回り回って行き着くところ
あなた自身をより幸せな人生にすることを
信じて頑張って欲しいと思う。

すぐ、ご飯を食べたことを忘れ不機嫌になり
60数歳なのに年を聞くと30数歳と答え
粗相もする父、そんな父が
二人で話しているある時に
本当に私の事が、「大好きだな。」と
言った言葉は、私の誇り、プライド。
私が人生の何かに負けないための
一つの支えの軸になっている。
その時の父の笑顔と、その言葉は
私の誉れ、私の今生の土産の一つ。

そして父ちゃんは、ボッシュの背中に
乗って私ども、息子、娘たちを
守ってたくさんの小さな、大きな
奇跡を幸運を、私たちの現実の人生に
起こしてくれているんだと思う。

もちろん、今でも、これからも
We love Bosh.
We love PaPa.

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