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展示作品の中から1点紹介。見てたら昨晩、詩が訪れました。

会期中、写真も増えたり詩のパネルなども
増えそうです。よろしくお願いします。
下の詩のパネルも展示してます。<下の写真:陸前高田>

P1320663

かもめは一羽も死ななかった。

あの時
子どもたちに羽が生えていたら
ああ、じいちゃん、ばっちゃん
パパやママに羽が生えていたら

死を自覚し命をかけて半鐘を鳴らし続けた方々や
絶体絶命、命をかけて水門を閉めた方々が
空飛ぶプロペラや羽を装着出来ていたら
ドラえもんは何をしていたんだ。
人間の科学は微力過ぎないか。

あんな時には、動物というものは
ワン子たちというものは
羽が生えたりしないものか。
それがこの星の生物進化論だろうが!

あの日、朝一番に
お金儲けやイカレタ占い師は
いっぱいいるくせに
あの日、あの時くらい
たった一人の正しい占い師が
「子どもたちよ、山に登れ!
 ジパングの国の人々よ
 山にかけあがれ!」
と、なぜ叫ばなかったのだ。
インチキ野郎ばかりだ。

誰だか知らないが
ふざけたチェーンメールばかり送ってないで
この時ばかりは罪滅ぼしに
「東日本の海辺の人々よ
 ただちに海抜30メートル以上の
高みに走り抜け!」
と神のチェーンメールは
世界をかけめぐらなかったのか。

なんでこんな酷いことが起きたのに
この私ときたら胸騒ぎひとつ
しなかったのか。

ナマズ顔してるくせに。
アンテナの感度や大きさを
内心自負していたくせに。


なんで私は、あの日たまたま海辺の町に行き
せめてたった一人でも目の前で流され
バイバイと手を振るおじいちゃんを
おばあちゃんの元に引き戻して
あげれなかったのか。

たくさんの未来の時と夢を持つ
たとえたった一人の少年でも、少女でも
救うことが出来なかったのか。

「海に船を出せ!沖に船を出せ!」
となんであの日あの時
流される映像に唖然とし
繰り返される映像を
何度も何度も見続けているだけで
知り合いの国会議員に
元国連の勤務の友人に
菅首相に電話する行動が
ひらめかなかったのか。

時間が経って
日々明確になるのは
自分の馬鹿さ加減
小ささ加減、未熟で
パワー不足、ただの
うぬぼれ野郎の実態の
悲しい自分の正体だけだ。

でも、悲しいかな
残念かな、それが事実。
ここから、私は
生き直さないといけない。

3万人も亡くなったこの時に
たった一人も助けられなかった
力なし野郎のこの野郎から
私は自分と人生を
ここから、今日から
カウントゼロにして
造り直したい。


今日は私の誕生日。生き直しのスタートの日。
誕生日は、プレゼントをもらう日でなく
自分で自分にご褒美をあげる日。
感謝の心で、人にあげる日です。

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コメント

写真をみてこの詩を読んで、泣きました。
夢に向かって頑張っていた友達、
子供の為に早く自分の病気を治そうと頑張っていた友達、
妹の子供を立派に育てることが私の役目だと言っていたお姉さん、
震災の1週間二週間、会った時のとびっきりの笑顔だけが思い出されました。確かに生きていたのに。
私も今日が誕生日。プレゼントいただきました。
私も誰かに感謝の心あげようと思います。

投稿: samusun | 2011年5月28日 (土) 23時32分

samusun さん

私も泣きながら書き
書いては泣き
読み返しては泣き
自分の無力さへ
悔し涙です。

何かという時に
思う存分
思いのままに
自在に動ける
人間力、経済力を
つけたいです。

お誕生日、
おめでとうございます。

投稿: | 2011年5月29日 (日) 23時19分

あの日
なんと表現したらいいのか
わからない感情に包まれ
ただ茫然とテレビを見つめていました


経験のないことに
経験のない感情


ああ
あのときの想いは
こういうことだったんだ..と


写真をみて
詩を読み
立ち尽くしながら
涙しながら思いました。


ありがとうございます
この機会に感謝を。

投稿: emimi | 2011年5月30日 (月) 12時34分

先日、瓦礫のなかに普通に巣作りをしているウミネコの写真を見て、なんだか無常を思わされましたが、この写真と先生の詩を読んで、ほんとになにか自分にもできなかったのかな・・・とあらためて思いました。

こんなことがあるといつも思います。

どうしてこうも、歴史は時々たくさんの命を欲しがるのだろう。

ほんとに神様や仏様がいるなら、なんでこんなにたくさんの魂をもっていってしまうのだろう。

でも、たくさんのかもめはあの日天に召されたたくさんの魂のようにも見えますね。
想像などできないほどに、つらく苦しかったでしょうが、どうかすべての魂が今は天上のあたたかな光に抱かれていてほしいと願うばかりです。

遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。
この日、先生が生まれてくれたから、私も出会えて沢山の刺激や感動をもらえました。感謝です。

投稿: toughgirl | 2011年5月30日 (月) 17時06分

emimi さん

ご感想、お言葉
ありがとうございます。

コトバにしていない
コトバにまとめていない
コトバにうまく出来ないでいた
コトバにしたい思い
コトバにすべき決心
コトバにすべき感動や感謝
コトバにすべき未来の糧とすべき
悲しみや空しささえ

そういう私たちの
同時代感情
人間諸感情を

時に心を無とし
時に心に心を集中し
大きな岩を削って
少しずつ形を
掘り起こしていく作業を
自分の仕事として
精進して行きたいと
決意も新たに
致します。

ありがとうございました。

投稿: nakamura | 2011年5月31日 (火) 09時19分

toughgirl さま

身に余るお言葉
ありがとうございます。

生まれてきて良かったものの
ようで、安心しました。

脳は良いものも
悪いものも
自分にあるものしか
認識できません。

ですから、たくさんの感動と刺激を
受けるその量と深さ、強さに比例して
同じ感動の分子、原子が精神の中に
たくさん存在しているということで
toughgirl さんが、その感動の
塊り、当体だということです。

いろんな人の、いろんなことに
いろんなものにmどんどん
感動してください。


投稿: nakamura | 2011年5月31日 (火) 09時38分

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