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大震災から、今日で2ヶ月。献詩「にぎりこぶし」

今日は5月11日、
あの悪夢のような大震災から
まる2ヶ月がたった。

昨日の殴り書きを、清書し形を整えた。

Grip_hand08_2  「握りこぶし」

瓦礫の荒涼たる大地の
少年少女よ、若者たちよ。

そのこぶしを、にぎりしめても
今は、悲しみしかわいてこないだろう。

この頑張りを、
これからの頑張りを、
予定していた頑張りを
誰に見せると言うのだと
誰に喜んでもらうのだと
キミは、嘆きたいだろう。

もしも嘆ける人がいたら
思いっきり嘆くがいい。

愛する人、生きがいの人、
頼りにしていた人
毎日、ああだったこうだったと
お話していた人を失ったキミは、
なんの張り合いも希望も
今は、持てないだろう。

けれど、キミよ。

愛した人は、もうニ度と
もどることはないけれど
それでも、キミがここを耐えて、
そこを耐えてなんとか耐えて生きていれば
新たにキミを愛する人、キミが愛する人も
一人、二人、三人とキミの人生に
登場してくるだろう。

キミの悲しみを我が悲しみとして
キミの喜びを我が喜びとして
共に涙し、共に腹の底から笑い合う
親友や恋人もできるにちがいない。

あるいは、キミには、既に、そういう人が
いるかもしれない。

そしていつの日か、
そのこぶしをにぎりしめた時
希望がわいて、未来が
キラキラ輝き出す日を
そして、キミの幸せをだけを
キミの愛した人たちは、願い、祈り
今は、神様になって、
見守っているだろう。

何の教訓もメッセージも読み取れない
この悲惨な事件は、解決策もなく、対処策もなく
ただただ耐えるしかないけれども

この瓦礫の荒涼たる大地の
少年少女よ、若者たちよ、
この悲しみに耐えて
生き抜いて欲しい。

あの悪夢の津波による死を免れながら
悲しみで死んでしまったら
悲しみで終了してしまったら
こんな悲しい人生は、これ以上に悲しい人生は
ないではないか。
キミの愛した人は
誰一人それを望んでいない。

否、それだけは望んでいない。

どうか、キミたちこそ、
悲しみが悲しみだけを生み出す
悲しみの連鎖の法則を断ち切り
人間の精神の底力を
証明する人、証明するその人生で
あって欲しい。

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