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人間愛に満ちた史上最強の智慧ある者の決断

2jpg 今日、喫茶店で手にした雑誌に
組まれていた「仏教」特集。

仏教はおもしろい。

私は、ブッタが悟るまでの時より
まさに悟った時より
悟った直後からブッタならではの
葛藤にシンパシーを覚える。
人間ブッダという親しみを覚える。

悟ったブッタの直後からの心のうちを
手塚治虫の「ブッダ」では
どう描かれていただろう。

随分、昔に一度読んだ。

何もかも明快に分かったブッタは
およそ人間的なあらゆる執着から
開放され、大いなる真昼
太陽そのものになった。

覚知した知恵は、それはそれは
大いなるものであった。

しかし、この大いなる覚者ブッダは
この大いなる知を覚知したものの
前人未到の葛藤に直面していた。

この知なくして人々は
しあわせな人生を
実現することができない。

しかし、その大いなる知を
人々に伝えること、理解させることは
非常に難しく、
この大いなる知を人々に伝える作業は
気の遠くなるようなあまりにも
大きな苦労と苦難に溢れていることを
ブッダは知っていた。

人類史上、最高の発見と創造と言われる
「0」(ゼロ)の概念を創出した
稀有の抽象概念思考に優れたインド民族の
その中でも不出の天才による
人間の最も開かれた到達し得る
最高の精神状態とは
いかに凄い魅力の境地であるか。

しかし、ブッダの偉大さ、魅力は
その大いなる知を覚知した
その深々なる知恵の力ではなく
大いなる知を人々に伝える決意をし
それを生涯の行動としたことだ。

大いなる知の中身に
人々へのこの大いなる知の伝達の責務は
含まれていない。

これは、ブッタが勝手にやったこと。
ブッタのパーソナリティーだ。

ブッタは人間好き、
情愛豊かだったんだね。
そういう人が、大いなる知を
覚知して良かった。

ブッタが覚知して後、人々の住む町へ
踏み出した最初の一歩がなかったら
私たちは、人間文化として
あんな緻密でドライで透徹した心理分析にも
あんな魅力的な力と智慧に満ちた人間の
精神構造、状態のモデル、人間のモデルに
出会うことも、知ることも
至ることもなかったであろう。

ゲオから借りて
手塚治虫の「ブッダ」、もう一度
近々、読んでみよう。

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