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宮崎駿「デッサンとスケッチをやっても絵はかけない。」

折り返し点―1997~2008 折り返し点―1997~2008

著者:宮崎 駿
販売元:岩波書店
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ここ12年間の対談、講演など
60本余を一挙収録ということで
少々高い本でしたが
その分厚い本をぱらぱらと
拾い読みしてもどこも
どこもおもしろい。

宮崎さんのドキュメントは
これまでも録画して、メモしながら
何ども見てきたし
もし、2000円、3000円で
講演会があれば、行くだろうし
それを考えると60本の収録は
魅力的だった。

宮崎さんは、若き日
手塚漫画が大好きでありながらも
意図的に手塚さんの軍門に
入らないようオリジナルを
追求していたという。

それでも、世の中は
何を描いてもて手塚さんに
似ていると言われ苦しんでいた
若き日を回想し、そこを脱するため
やっぱりデッサンとかスケッチから
入らないといけないだろうと
一時は思ったようだ。しかし

「デッサンとかスケッチをやったら
 絵を描けるというのは嘘で、
 違うイメージを持たないと
 違う絵はかけないですね。
 違う世界観なり違う人間観を
 自分の中に持たないといけない。」

このコトバに出会って、私のアトリエに
絵を描きに来ているメンバーにも
教えたいことが、山ほどありそうで
レジに持っていった。

宮崎さんの類まれな博識、思想性
思索性は、この手塚漫画との拮抗
もがきながらの独立性の確立の
蓄積がスタートであり基礎を
なしていたということも
興味深い。

とにかく、おもしろい。

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