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泣きながら読むサン・テグジュペリの「星の王子さま」のお勧め!

寺山修司の「星の王子さま」の
舞台を考える上で、やはり原典である
サン・テグジュペリの「星の王子さま」を
読まないわけにはいかない。

ということで、読み始めた。
これまで少なくても2~3度は
読んだのだが、出だしから
まったく覚えてない、
忘れているものだ。

夕べ、読み始め睡魔と共に自然終了し
目覚めと共に朝マックで読み始め
P50に来て泣いた。

ぼろぼろ涙が抑えられない。

マクドナルドは泣くところでない。

マックは、お金のない、でも若さと夢のある
若いカップルが未来を熱く語る所
飲み代どころか昼飯代さえ
節約するよう、怖い奥さんに指示を受けた
栄養不足のサラリーマンがくる所
名前も知らぬ店にいるお客さんたちを相手に
こんな幸せな家族は無いでしょうと
幼い子を、一人二人連れた若い
きれいなママや、ご夫婦が競って
幸せ家族を演じる所

私みたいなヒゲ面のおじさんが
わくわくステキな土曜日の朝に
自分の体の50分1の大きさの小さな本を
片手に抱えながら朝から涙する所ではない。

しかし、涙は抑えられない。

そのページのセリフをここに
アップしようかとも思ったが
打ち込むのがメンドイという
ネガティブな意味だけでなく
興味のある人は、すぐ本屋に行って
角川文庫476円を投資すべきと
ポジティブな意味を持ってアップはやめた。

その部分だけだとやはり、感動が伝わらない
感動の意味がわからない可能性が大きい。

サン・テグジュベリは
死んでしまっていないけれど
一度も会ったことは無いけれど
特別利害関係もないけれど
僕なりに最大限の敬意を表したいし
その表現が、そのP50ページの
星の王子さまのセリフ部分だけを
ブログで得意そうにアップしないこと
だと感じた。

そんなことまでにこだわるほどに
このセリフ、この本に感動した。

人間の人間との向き合い方
人の愛し方の珠玉の聖典
男の心を広く深く強くする男のバイブル
可愛くない女を可愛くし
可愛い女をますます可愛くする女のバイブル
世界最高峰のノウハウ本、虎の巻。

この本を残し、飛行機と共に
行方不明になったサン・テグジュベリ。
彼がこの星、この世界と人生で
学んだ気づき知った最も大切なものを
彼のすべての愛を総動員して書き表した
この星の叡智の財産。

昔は僕はこんなに感動したったろうか?
いや、その記憶はない。
世界中で無名な人も著名な人も絶賛していたから
読んだのだったはずだが、そんな感動した記憶どころか
あんまりよくわかんない、ぴんと来ない感じだったように思う。


でも、今は、一文字一文字ワンセンテンスワンセンテンスが
心に染み入る、理解できる。

僕は昔、実のところ相当バカで
相当冷たい人間だったのだろう。

自分の抱いた感情、自分の省察や思いを
ただ自分の脳と心に納めて置くのでなく
物語の形を持たせて残した。
そして国と時代を超えて
今こうして世界中の人を泣かせて
心を変える、生き方を変える。

文学とは、命をかけ人生をかけるに
値するものだと思える、思わせる
星の王子さまだ。

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