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舞台「星の王子さま」終わる。

22日土曜日2回公演
23日日曜日1回公演の
計3回公演、無事終了。

寺山修司記念館の館長
元天井桟敷、状況劇場団員
映画「書を捨てよ、町へ出よう」主演
俳優・詩人 佐々木英明氏の
15年に渡る年月をかけての
寺山修司への思いを綴った
12分間に渡る詩の朗詠は
感動だった。

スポットを浴び
スポットを外れ
小さくささやき
歌うように叫び
舞台を知り尽くした者の
熟練のパフォーマンスは
さすがとしかいいようがなく
天井桟敷の状況劇場の
寺山修司の凄さを
演繹させる。

私は、途中から
泣きじゃくった。
涙がダムを瓦解させた。
いや~、凄かった。
あんな凄い詩の朗詠のライブは
初めてだ。

もの凄いソウルフルなジャズの
サックス、トランペットの
演奏を聴いているようだった。
この時と出会えただけでも
今回、この舞台に関われて
幸運だった。

もちろん、この舞台と関わって
絵も生まれ、オブジェも生まれ
新しい出会いがあり、
楽しい思い出もたくさん出来た。

でも、このライブに出会えたことは
本当に幸運だった。

この舞台は、チハルの7周忌の
追悼の思いで美術に関わった。

演出の坂田裕一さんは
チハルの義理の兄だ。

打ち上げで、二人の女の子が
泣き崩れた。

音響と照明担当の女の子だ。

チハルに、若き日
手取り足取り、舞台を照明を
音響を教わった言わば
教え子、弟子、後輩たちだ。

同じ思いで、この舞台は
作られていたのだと知って
感慨ひとしおだった。

しかし、私は泣くわけにいかない。

演劇関係者の前では
特に厳禁だ。

7年前のチハルの葬儀の日
チハルとたくさんの思い出を共有した
演劇関係者がお寺に入りきれないほど
集まった。

私は号泣する演劇関係者の弔辞の後
今日は私がチハルの魂と一緒に
いつも演ずる側の彼らを客席に座らせ
癒そうと、チハルのことを長編詩にした
舞台シナリオとしての弔辞を読んだ。

皆、笑い泣き舞台「チハル」の10分程度の
公演とした。

演劇を通してチハルを
兄のように、弟や息子のように慕う
彼らの前では、同級生風をふかして
いい気にはなれないのである。

彼らは、同級生・友人関係とはまた違う
同志としてのとてもいい時間を過ごした
人たちなのだ。

だから、私は、坂田さんに
打ち上げの締めを指名されても
そしてチハルのことを語れど
微笑みながら語り
そこに集う彼らの未来に
たくさんの幸運を祈って
元気な力強い一本締めで
この公演、この物語を括った。

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