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今日と言う舞台の演技指導

朝、メンコかったデブ助ワンコのボッシュと
春の霞の中、夏のきゅんと涼しい朝を、
秋の紅葉、枯葉を踏みしめ、冬の吹雪舞う中を
散歩した後、街中を通ってこのカフェに寄った。

人生という舞台には
その時しかいない登場人物
というものがいる。
この舞台の、登場人物は、
みな、そういう人間ばかりだ。

ああしたい、こうしたかった
ああしてあげたかった、こうしてあげたかった
ああさせたかった、こうさせたかった
と言っても、思っても
その時しかできないのだ。

舞台から降りた登場人物は
再び舞台にあがることはない。

だから、彼らに最高のセリフを言わせよう。
最高のパフォーーマンス、演技をさせよう。

どんな熱い熱狂的カーテンコールがおこたっとしても
再び幕は決して上がらない。
終了は永遠の終了。
それが人生と言う舞台だ。

自分としては取り消したいセリフは言うものでない。
かっとするな。イライラするな。
我慢できないのはガキで、我慢できるのが大人だ。
醜いのが餓鬼という鬼で、美しいのが大人だ。
自分が何ものか分からない中途半端なセリフは言うな。

中途半端な演技はするな。
限りない愛と情熱、思いを込めろ。
いつもどこからでも逃げ出せる体を傾けた
両足が地に着かない格好でセリフを発するな。
あなたは、私は本当に誰を愛し、
本当に何をしようとするものなのだ。

いずれ私たちがペンを走らせ筆を置き
描けるキャンパスは昨日でもなく
明日でもない。

今日というキャンパスだけが
ペンを走らせ木炭を刷り込み
砂を捏ね筆を走らせ絵具を塗り込める
自分の主戦場なのだ。

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