« 未来をつくる燃料 | トップページ | 未来の自分の、今日の自分への評価 »

「冬来たりなば春遠からじ」

私がジャケットを描いた津軽三味線日本一に輝き
世界を舞台に活躍する葛西頼之君のCDを
久しぶりに聴いた。
 
津軽三味線、いいですね。
 
十代からそして今でも大好きな斎藤真一さんの
津軽の女性盲目の三味線奏者たちの旅の絵が浮かぶ。
吹雪舞う中、一歩一歩、町から町、村から村へ
山から里、里から山へ。
 
葛西君が好きな言葉だろう。
CDジャケットには
「冬来たりなば春遠からじ」というコトバが
彼の直筆で書かれたものが印刷されてある。
 
彼女たちもそう思いながら
雪を踏みしめ雪を吹き付けられながら
一歩一歩、一時一時を耐えて厳しい季節を
乗り越えて生きていたのであろうか。
目が見えない彼女たちの冬の旅は
毎年毎年、命がけだった。
 
確かに春は、夏よりも秋よりも近い。
人は限界状況では、どんなことでも
力にしようとする。
こじつけであろうが、独りよがりであろうが
たとえそれが誤解でさえあろうと。
 
冬が来たら春が近いと言って
その言葉だけしか自分を支えたり
命をこの世に留めておくことができないようなところで
耐えて生きている人のことも時には
平々凡々と生きてる私は思い出さねばならない。
たとえば、津軽三味線を聴きながら。
 
わたしは、三味線は弾けない。
イラストレターとして絵描きとして
「冬来たりなば、春遠からじ」というタイトルの絵を
一枚描いた。数日かけて仕上げよう。
いい絵になりそうだ。

|

« 未来をつくる燃料 | トップページ | 未来の自分の、今日の自分への評価 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99059/72339136

この記事へのトラックバック一覧です: 「冬来たりなば春遠からじ」:

« 未来をつくる燃料 | トップページ | 未来の自分の、今日の自分への評価 »